ネタバレ注意 映画「聲の形」感想 その2 小6編

続きまして、聲の形感想その2です(´_ゝ`)
その1を読んでない方はまずそちらからお読み下さい。
ネタバレ注意 映画「聲の形」感想 その1 - つくってあそぼ


硝子のコミュニケーション不全とメンタリティの土台についてざっと話しましたが、
その2は「どうして硝子は他者とのコミュニケーションを続けようとしたのか」から。

小6時代の硝子は、まず筆談ノートで他者とのコミュニケーションを取ろうとしました。
声でコミュニケーションを取るのが難しいのは分かるかと思います。

終盤の硝子の夢(回想シーン)にありましたが、周りのみんなが硝子と同じような「声」で話しかけ、それに硝子も普通に聞こえているように答えるという、あのIfシーンです。
硝子にとってはあれが「自分が健常者だったとしたら」の世界です。

さて、もし自分があのシーンと同じように他人の声が聞こえるようになったとしたら、
お互いにストレスなく会話ができる自信のある方はどれほどいるでしょうか。

もちろん硝子の世界とイコールではありません。
(理想の世界なので実際はもっときつい)
硝子にとって声でコミュニケーションを取るということは、つまりはそういうことです。

そこで代理手段としての筆談が出てくるわけですが、
気づいた方もいるとは思いますが、実は硝子はそれ以前に一度(ないし何度か)失敗しています。

小6で転校してきたということは、当然それまでは別の学校で生活していたわけです。
そして、あの真新しい筆談ノートを見せるということは、それまでは筆談でのコミュニケーションはメインではなかったのでしょう。
以前から筆談も併用していたのでしょうが、できるだけ音声での会話をしようとしていたものと思います。

前の小学校で何が起きたのかは想像するしかありませんが、
おそらく作中と似たようなことが起きたのでしょう。
それまで使っていた、声でのコミュニケーションを諦めてしまう程度のことが起きたのでしょう。

声での意思疎通は無理だけれど、筆談ならまだマシ。
これでダメなら、普通の教室で一緒に生活することは無理だ、という点も含めての選択です。
(映画では明言されてなかったと思いますが、ろう教室がある学校なので転校してきたとの設定があります)

先ほど、硝子視点での声の世界について触れました。
健常者であればあの環境で会話をするのは非常に困難ですが、
硝子にとっては「あれが普通で当たり前のこと」なので、
あれで会話することはできないことではありません。

ただ、作中でもそうですが、100%完全に聞き取れるわけではありません。
(単語の読解もそうですが、そもそも音がいつもクリアに聞こえているわけではない)
会話が分からないから聞き返すケースが相当起こるでしょう。
そして、聞き返すたびにそれまでの会話のテンポが完全に崩れます。映画でも何度かありましたね。

ここで問題なのは「聞き返す硝子の言葉が相手に伝わらない」ケースです。

-`).。oO(よく分からないけど、急に何を言ってるのこの子…)

こんな状況が日常のあちこちで起こるわけです。
そういう空気の変化は「言葉に出さなくても」非常に良く伝わります。

硝子としても、その場の空気や会話の流れを崩したいわけではありません。
だからといって、何を話しているか分からないまま何となく合わせるだけ、ということも難しい。
流しても問題ない会話と分かれば相槌を打っているだけで良いケースはありますが、
硝子にはまず「相槌を打って流していればいいのかどうか分からない」からです。
(そういう場合に硝子がどうすることにしたのかは、高校時代に入ってから少し触れます)


硝子が周囲の会話を聞き取ることは不可能ではない。
でも、硝子の声を周囲の人が聞き取るのは何かと問題が多い。

ではどうするか。

要するに、伝えたいことを「声を媒介として」伝えるところに問題があるわけです。
そこを、声ではなく文字で伝えれば、少なくとも内容の伝達ミスは格段に減ります。
もちろん会話のテンポは著しく落ちますが、それは声で会話する場合でも避けられません。
リスクとリターンを比べて筆談の方がマシだろう、という考えですね。

その辺のところは硝子も理解していて、筆談での会話も必要最小限に抑えています。
作中で硝子が筆談しようとしているシーン(メール除く)を数えてみれば分かると思います。

少し余談ですが、硝子はメールでは普通に会話ができています。
ツイッターやラインなどをやっていれば、そこでの会話は全くといっていいほど違和感はないでしょう。
音を介することにだけ障害があるだけで、それ以外は本当に普通の人と同じです。
むしろ、硝子の能力は障害を除けば平均値よりそこそこ優秀ではないかと思っています。

そういえば、全聾の人がツイッターを始めた際に、
「音の洪水という言葉がよくわからなかったけれど、ツイッターをやってみてこんな感じなのか、と初めて分かった気がする」
と話していたこともありました。もし興味があればそういうのを見てみるのも良いかと。


説明が長くなりましたが、そろそろ本題に戻りましょう。
硝子がこれまで何度も失敗してきて、それでもなぜ他者とのコミュニケーションを続けようとしたのか。
転校先には(母親から反対されていますが)ろう教室もあります。
わざわざ普通の教室で生活する必要はないです。
何より、硝子本人が転校先でも必死に努力して、今度こそ上手くやろうとしています。
補聴器を取り上げられて何個も壊されても、嫌がらせを受けても、まだコミュニケーションを取ろうとします。
(補聴器は1個20〜40万くらいします。障害者手帳持ってるはずなので補助ありますが)

自分なら補聴器を壊された時点で諦めるでしょう。
メガネを壊されて何も見えないくらいにきついし、金銭的にも無理がある。
(すぐに同じものを用意できるものでもないですし)

どうしてそこまでしてコミュニケーションを取ろうとするのか。

理由は色々考えられますが、その最後のところで硝子の気持ちを支えていたものは、
「みんなと話がしたいから」
ただこれだけなんだと思います。

どうやっても不完全な会話しかできない。
いや、不完全な会話しかできないからこそ、ただ話がしたかった。
そして、みんなと一緒にくだらないことで笑ったりしたかった。

ただ大好きで、でも自分の手からこぼれ落ちそうになっているからこそ、
どうしてもそれを手放したくはなかった。諦めたくなかった。

そうでなければ、石田たちに嫌がらせを受け続けても、友達になろうとはしないでしょう。
そう。いじめを止めさせるのではなく、友達になろうとしたのはそういうことです。

もちろんいじめを受けていることは硝子も分かっています。
おそらく前の学校でも受けていたから。それで転校したから。

でも、いじめを受けている状態で硝子と関係を持ってくれる人は、
佐原のようなごく一部の例外か、いじめている連中しかいません。

その他大勢は、分かっていても近づこうとはしないでしょう。
可哀想と思っても、自分が巻き込まれるのは御免です。

硝子としても、離れて見ているだけの人を巻き込むことはできません。
佐原が不登校になってしまった…いや、佐原を不登校にしてしまったのですから。

でも、まだ諦めたくない。まだ自分にできることはある。

すると、もう選択肢は一つしかありません。
いじめている連中と何とかして話をして、友達になる。

普通はそんなこと無理だと諦めるでしょう。
いじめっ子たちに徹底的にやり返して、いじめを止めさせる方がまだ簡単かも知れません。
(実際にいじめを受けたことのある人はやり返すか逃げるかを選ぶと思います)

ですが、仮に力づくでいじめを止めさせたとしましょう。
当然、それなりに大事になって学校側から厳重注意されることでしょう。
周りで見ていた同級生たちも、いじめの最中よりはマシになったとしても、
そんな問題児と何の心配もなく友達になれるかと言われれば、難しいでしょう。

硝子にとっては、いじめを止めさせることが目的ではないのです。
その先にあるものが重要で、それだけを求めていたのです。

それまで何があっても一言も漏らさなかった硝子が、弓弦に死にたいと漏らしてしまうまでは。

硝子もついに耐えられなくなって、いじめの件を学校に伝えます。
そして、それからは一転して、石田がいじめの対象になります。
そして硝子は、石田へのいじめをできる範囲で助けようとします。

ここで、よく誤解されると思いますが、この時点で硝子は石田のことを好きなわけではありません。
これまでいじめの中心人物だったのですから、むしろ嫌いなくらいでしょう。
原作では、取っ組み合いの喧嘩の直前に、無理して愛想笑いを浮かべるくらいです。

ただ、硝子から見ると石田がいじめを受けているのは「自分がいたせい」なのです。
事実かどうかはさておき、そう思っていることでしょう。
その辺りは前回話した通りです。
自分がいなければ起きていなかったこと。硝子はそう考えるのです。

その時の石田の助けになれるのは、いじめを受けていた硝子だけというのもあります。
(石田を助けたからといって硝子までいじめの対象にすれば、いじめている側からすれば藪蛇ですからね)
本当に石田を好きだったとすれば表立って止めていたかも知れませんが、陰ながらで止めていたのはそういうことでしょう。
自分のせいだとは思っても、そこから石田を助けるほどの力は硝子にはないし、わざわざいじめを受けていた以上の困難を背負うつもりはない。
単なる小6の女の子で、聖人でもヒーローでもないですから。

そんなことをつゆ知らず、石田は硝子に対してキレて、取っ組み合いの大喧嘩となります。
(公式設定集によると、これで硝子は石田のことが嫌いになったそうな。そりゃそうだ)
そして、硝子は「普通のコミュニケーション」を諦めて転校し、小6時代は幕を下ろします。


…うん。幼少時代の石田は本当にひどいヤツだな(´_ゝ`)(真顔)


ようやく幼少期が終わりました。
今後必要な部分はあらかた説明終わったので、ここからは早いと思います。思いたい(´_ゝ`)(願望)


では、その3は高校時代の二人の再会から。その前にチタン芯の通販を開始する予定(´_ゝ`)

ネタバレ注意 映画「聲の形」感想 その1

夏コミからはや一ヶ月が経ちましたね。
スペースまで来てくださった皆さん、ありがとうございました(´_ゝ`)

宣言していたチタン芯の通販ですが、この3連休のうちに追加する予定です。もう少しだけお待ち下さい。


…というのは置いといて、今回の本題へ(´_ゝ`)

本日公開となった、映画「聲の形」を早速視聴してきました。
映画『聲の形』公式サイト

今年に入ってから見たい映画が何作か続きましたが、個人的に見なければいけない作品の堂々トップが今回の聲の形でした。
理由はすぐ後に書きますが、読み切り掲載時から、心臓に抜けない釘を打ち込まれている作品なのです。
映画化に関しても、期待80%不安70%くらいの非常に複雑な気持ちで待ち続けてました。
散々悩んだ結果、結局は見るしかないと思ったので、見るなら初日の初上映回で、というアレ(´_ゝ`)


そんなわけで感想に入ります。
感想の中心は、ヒロインである西宮硝子に関するものになります。

ここからは内容に関するネタバレを含みますので、
映画・原作どちらも見ていない方はここで一旦お戻り下さい(´_ゝ`)
原作は数年前に完結してるし、映画版も本線はほぼ同じなので原作ネタバレは容赦なくいきます。
かなり長くなりますので、いくつかに分けて書きます。





では、感想に入る前の前置きとして、少しだけ自分の話を。

隠しているわけではありませんが、実は生まれつきの難聴持ちでして、
左耳が完全に聞こえず、右耳も健常者の下限ギリギリ程度に聞こえが悪い状態です。
今は健常者の範囲ですが、少しでも聞こえが悪くなれば障害者手帳を3級でもらえるラインですね(´_ゝ`)

「片耳が完全に聞こえない」というのは少し想像しづらいかも知れませんが、
ヘッドホンで聞こえない側の音だけを爆音で流したとして、
爆音を流している側で聞き取るよりも先に、骨伝導や漏れる音によって無音側の耳に先に聞こえてしまう、という感じでしょうか。
(聴力検査では120デシベルを超えた辺りで聞こえる側の耳に音や振動が届いてしまうので実質計測不能

そんなわけで、聾者のヒロインである西宮硝子に近い環境にあるので、映画の感想もヒロイン視点に近いものが多くなります。ご了承下さい。
ちなみに、硝子は自分とは逆に左耳の方が多少聞こえが良いみたいですね。補聴器が両方→左のみになっているので。


前置きはこのくらいにして、感想に入りましょう(´_ゝ`)

まずは話の始まりとなる小6時代。この時に、聾によるコミュニケーション不全の原因のほとんどが表面化しています。
大体のところは話を見た人なら分かると思うので省略しますが、硝子の「あの声」に関してだけ説明しておきます。

原作では、小6時代の硝子は、どうしても必要な時(国語の授業の音読)以外はほぼ喋っていません。
どうして喋らないのか、は少し想像すれば分かるでしょう。将也がしたようにからかいのネタにされるか、気味悪がられるかのどちらかになるからです。

では、そこから一歩進んで「どうしてあんな声しか出せない」のか。
その答えは終盤で少し出てきますが、「あれが硝子が感じている『声』」だからです。

ろう者の話し方というと、テンプレート的にあのような発音も音程もグチャグチャの話し方になりますが、
あれはただ「他人の声を真似して、自分に聞こえたように声を出している」だけで、話している側はしごく真面目です。
というのも、聞こえが悪いと子音の区別がつかない、音が歪んで聞こえるため音程やアクセントも分からない、などがあるためです。
そしてその弊害は、他人の声でも自分の声でも同様に起こります。

つまり、「歪んで聞こえる他人の声」を聞いて、それを真似して「同じように歪んで聞こえる自分の声」で再現しようとした結果、ああなってしまうのです。
ダミ声フィルターを2回かけているようなものですね(´_ゝ`)
さらに言うと、正しい音をろう者に正確に伝える手段がない、ろう者も自分の声が他人にどう聞こえているか正確に聞き取ることができない、
ろう者は普段から声を出さないことが多いので声帯の使い方がよく分からない(良い声の出し方が分からない)、などの要素もあります。

あと、空気伝導(他人の声)と骨伝導(自分の声)では聞こえ方も変わりますからね。
その辺は、自分の声を録音して聞いてみると分かると思います。音声配信なんかも同様(´_ゝ`)(自分の声が超低くてビビる勢)

この「健常者とろう者の声の聞こえ方・出し方が違うけれど、お互いにそれを正確に相手に伝えることができない」点は、
他者とのコミュニケーションにおいて様々な障壁を生み出します。
健常者側からすれば「あいつの声は変だ」で終わる話なのですが、
ろう者側からすると「よく分からないけれど、自分の声はみんなが話している声と違うらしい(でもどう直せばいいか分からない)」となります。

伝えたいことがあるのに、どうしたら相手にちゃんと伝わるのか分からない。伝えることができるかどうかも分からない。
ただ耳が聞こえないというだけなのですが、ことコミュニケーションに関しては多重の障壁が生まれる、という点はこの作品を語る上で重要な要素だと思います。
そしてもちろん、「伝えたいことがあるのに相手に伝えることができない」のは、健常者もろう者も関係なく人類共通の悩みという点も重要です。
特別なことではないけれど、解決するまでの障壁が少しだけ多い。
言ってしまえはただそれだけのことで、シンプルな問題だからこそ解決が難しい。


そろそろ話を戻して作中の幼少時代に。

上で話したようなことは、ろう者と関わりのなかった子供たちには当然分かるはずもありません。
それどころか、耳が聞こえないという感覚を想像することも難しいでしょう。

硝子は「自分が困っている」ことを周囲に伝えることはできます。
周囲の子供たちも、「硝子が困っていることを手助けする」ことはできます。

ですが、その日常のささいなコミュニケーションだけでも、お互いに相当な負担がかかります。
そして、周囲に多大な負担をかけてしまっていることは、硝子も十分理解しています。

なにせ、生まれてこのかた、そういう負担をかけなかった時はただの一度としてなかったから。
そういう負担をかけない方法は、他者とのコミュニケーションそのものを完全に捨てる以外にないから。
ほぼ健常者と同様の生活ができる自分でも、その辺のところは物心ついた時には変えようのない事実として理解していました。

「この耳さえ聞こえれば」「でも聞こえるようになることはあり得ない」
誰かに話しかけられるたび、その声が聞き取れないたび、否応なく現実を見せつけられていれば、
そんなどうしようもなさも受け入れる以外になくなります。

硝子がごめんなさいが口癖になり、愛想笑いを覚えるのもある種の必然です。
周囲にかけている負担に対して、それ以外にできることがないから。
周囲の負担をこれ以上減らすことはできない。耳が聞こえるようになんてならないから。

だからせめて、自分が壊しかけたその場の空気だけでも直したい。直せなくても壊れかけのまま維持だけでもできれば…
そして、自分にできるところでは、他の人以上にやらないといけない。でなければ自分がここにいる価値なんてない。
(母親からもそういう教育をされていますね。あれも悪い教育というわけではないですが…)

そんなどうしようもない必然に迫られれば、自分の感情なんて二の次三の次です。
たとえここで感情を爆発させたところで、周囲に負担をかけ続けるという問題は何一つ解決しないのだから。
それどころか、コミュニケーションを取る取らない以前に、自分の存在そのものが認められなくなってしまうから。

話は飛びますが、植野が観覧車の中で硝子に対して
「何かキツイことがあるとすぐにゴメンナサイと言って逃げる。あなたは私と話す気がないのよ!」
と言い放つシーンがありますが、硝子からすれば無茶苦茶言うな、という話です。
思っていることをそのまま話したとして、それが周囲にいる全ての人間に認められなければ、逆に全ての人間から排斥されかねない。
そして、その筆頭となりうるのが言い放った植野だから。
この時の植野は「硝子のことをある程度理解した上で嫌いだ」と言っているわけですからね。

植野が硝子のことを理解しているからこそ、硝子は植野をそう簡単に嫌いにはなれないし、だからこそ嫌われるのも分かっている。
「言いたいことはわかってるが、お前の態度が気に入らない」「言っても気に入らないし言わなくても気に入らない」
「だからコミュニケーション取るのはやめましょう。形だけ平和にしましょう」「でも私と話す気がないお前がムカつく」
そんな矛盾だらけのことを言われてもどうしようもないし、そもそも何を話しても植野がコミュニケーションを拒絶すれば終わりです。

少なくとも小6時代の硝子には、それを覆すだけの力はなかったでしょう。
自分の存在を周囲に認めてもらうだけでも精一杯です。そして、それすら数ヶ月維持することもできなかったわけですから。

そして、「他人に迷惑をかけずに、負担をかけずに生きていくことはできない」
この前提の上で、他者とのコミュニケーションを完全に捨てるとはどういうことか。

そうして、18年間積もり積もったその重圧が、終盤の花火の時の自殺シーンに繋がるわけです。


原作未読では分かりづらいとは思いますが、硝子の自殺願望は物心ついた頃からずっと心の中にあったでしょう。
言語を介するコミュニケーションのほぼ全てが、硝子にとってのストレスであり、自殺への道を舗装し続けている原因となるのですから。
何より、人道的・心理的な問題を除けば「硝子がいなくなれば実際に解決してしまう」問題なのです。
むしろ、あそこまで踏みとどまっていたことを賞賛しても良いことだと思っています。
もっとも、踏みとどまっていたが故に、あのタイミングで起きてしまったわけですが。


思っていたより長くなってしまったので、感想その2へ続きます。
その2は「それでも硝子が他者とのコミュニケーションを続けようとした理由」から。

なんかもう感想じゃないなこれ(´_ゝ`)(知ってた)

【チタン芯】C90お品書き 三日目西g25b つくってあそぼ【艦これグッズ】

お久しぶりです(´_ゝ`)
色々あって、冬コミから何の告知もできず申し訳ありませんでした。

夏コミも無事当選してましたので、お品書きと当日のことを簡単に書いていこうかと。
まずはお品書きから。


毎度分かりづらくて申し訳ないです(;´Д`)

・ステンレス芯・アルミ芯 各7種類 500円
・ロング芯(ステンレス) +1mm〜+5mm 各7種類 1000円 (在庫少数)
ケッコンカッコカリ指輪 赤城・加賀・蒼龍・飛龍・龍驤・鳳翔 各2000円(ケース付)
・艦これネックレスチェーン 赤城・加賀・蒼龍・飛龍・龍驤・鳳翔 各500円

ここまでは冬コミと同様。BOOTHの通販とも同じですね(´_ゝ`)

そして今回の新作は
チタン芯 7種類 500円
ネックレスチェーン 翔鶴・瑞鶴 各500円
です。

今回のネックレスチェーンはこんな感じになってます。


ちなみに、五航戦のケッコンカッコカリ指輪は冬の予定です。
加工する機械の都合がつかなかったんや…(´_ゝ`)


そして、今回の新作であるチタン芯に関して。

チタン製なので軽くて硬いのは何となく分かるかと思います。いわゆる64チタンと呼ばれる合金です。
肝心の書き味ですが、7種類の加工のいずれも、サラサラした書き心地に仕上がっています。

抵抗感の強弱はステンレスより若干少なめですかね。
チタンの白(抵抗最大)が、ステンレスの黄色〜黒くらい…かな?(´_ゝ`)(使用する環境によります)

ステンレスだとツルツル滑り過ぎて…という方は一度お試し頂ければと思います。


ただし、チタン芯は材料の都合で数があまり多くありません。
具体的には合計160本くらい。

そこそこあるじゃん、と思うかも知れませんが、
いつものように7種類に加工して分けるので、1種類あたり20本前後です。
需要が高いものは多めに作りますが、30本は超えないと思います。売り切れ御免です。


次に値段に関してですが、今回の500円はC90限定の価格になります。

ぶっちゃけ原価割れスレスレなんですが、
つごう一年くらい作る作る詐欺していたこともありまして、
今回のみ500円で頒布する形にしました。
余談ですが、材料費がステンレスの10倍くらいしてます。チタンマジ高いよ!(´_ゝ`)(遠い目)

残ったらBOOTHにも並べますが、その際は1本1000円になる予定です。
自分で作ってるので加工費は抑えられても、材料費はどうしようもないんやな…(´_ゝ`)

再生産については…原価が原価なので考え中です。あらかた売り切れたら考えます。


頒布物の説明はこの辺にして、ここからは夏コミ当日の話をいくつか。

冬コミにつづいて、今回もタペストリーを作成しました。
前回は冬なのに夏っぽいとか、指輪が和風なのにドレスとか色々言われましたね…(´_ゝ`)

今回は五航戦コンビです。スペースを探す時の目安にどうぞ。↓こんな感じ


当日の売り子さんですが、サークル主の自分がほぼ常駐しているのと、
アイマス音無小鳥さんコスの方が、艦これグッズ関係の頒布を手伝ってくれます。

彼氏いない歴=年齢のピヨちゃんの手からケッコンカッコカリ指輪を購入できるのは、
コミケ広しといえど間違いなくつくってあそぼだけ!(どうしてこうなった)

だが、(ピヨちゃんの中の人は)男だ(´_ゝ`)(どうしてこうなった)

別にネタに走ったわけではなく、売り子さんを探していたらたまたまこうなっただけです。
自分からネタ出しておいて何ですが、そういうネタであんまりいじり過ぎないであげて下さい。

そんなわけなので、もしかしたら当日アイマス本の委託が少数あるかも。


最後に注意事項なのですが、
当日、うちのサークルスペース周辺で
「あそこのサークル(つくってあそぼのこと)、詐欺なんですって」
のような、よく分からない噂を吹聴する方がいるかも知れません。
当人たちがそんなことを話していたと聞いたもので(´_ゝ`)

詐欺かどうかは、実際に来て見て買って下さった方が決める話ですし、
そもそも、うちの頒布物を何も買っていない(むしろ欲しいと言われたので無料で進呈した)人たちから
そんな事を言われる筋合いもないのですが、
もしそういう人を見かけたら、そのまま放っておいてあげて下さい。

噂自体はどうでもいいですが、万が一無関係の方にまで被害が出ると大変なので(´_ゝ`)
もし何か被害を受けた場合は、近くのスタッフに声をかけて下さい。

あと、そんな嫌がらせをして憂さ晴らしをしたいらしい当人たち。
もしこれを読んでいたら、損害賠償請求で通った額面、耳を揃えて払って下さい。


少し余談が過ぎましたが、今年の夏コミもつくってあそぼをよろしくお願いしますm(_ _)m

【艦これグッズ】12/23更新 C89お品書き【ステンレス芯】

そんなわけで、今年も冬コミの時期がやってまいりました(´_ゝ`)
急な話ですが、冬コミ準備・参加のため、通販業務を12/24〜1/4まで一時休止とさせて頂きます。
割と切羽詰まってるぞ〜。もちろんクリスマスなんてなかった(´_ゝ`)(無宗教

そんな話は置いといて、まずはお品書きを。種類が多いので3枚に分かれてます。




まぁ、夏と大体同じなんですが(´_ゝ`)
ステンレス芯・アルミ芯は1本500円、ロング芯は1本1000円。
指輪は各種2000円、ネックレスチェーンは各種500円となっています。

指輪に関してですが、加賀・飛龍が残り10個弱しかないのでどうしても欲しい方はお早めに。


それと、ネックレスチェーンも夏とほぼ同じものですが、
チェーン部分などが少し変わったので改めて紹介を。

羅針盤のペンダントトップの中央に、各艦のイメージカラーの石がついています。
チェーンは前より白っぽいシルバーで、若干短くなりました。
実際につけてみた様子はこちら。

男性だと首元ギリギリくらいになります。
もし首につけられない時は、手首に二重に巻いたりする感じですかね?(´_ゝ`)

ネックレスチェーンは各20個ずつくらい用意しています。
夏は少数過ぎて昼前に売り切れてしまったので、これだけあれば保つかな…と。
在庫は後日BOOTHに置く予定なので、コミケに参加できない方はそちらをお待ち下さい。
(完売したら(m´・ω・`)m ゴメン…)
ちなみにチェーンが変わったのは、100本単位で数を揃える都合です(´_ゝ`)(探したけど他になかった)


今回の頒布物は以上になりますが、
先日紹介したチタン芯もサンプルで持って行きますので、現地での試し書きは可能です。
ステンレス芯と混ざると分からなくなるので、試してみたい方は売り子さんに声をかけて下さい(´_ゝ`)

そんなわけで、C89もつくってあそぼをよろしくお願いしますm(_ _)m

【C89】 冬コミ当選してます(´_ゝ`) 【なんかチタン芯できた】

お久しぶりです。気づいたら夏コミからずっと更新してない主です。マジごめんなさい(´_ゝ`)
12月も近づいてきたので、そろそろ冬コミの告知をしようかと(´_ゝ`)

スペースは 2日目 東C08a「つくってあそぼ」です。
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夏コミで即完売してしまった、ケッコンカッコカリ指輪用ネックレスチェーンですが、
冬は数を増やしますのでもうちょっと保つと思います…保つといいな(´_ゝ`)(遠い目)

調達の都合で、夏コミのものとはチェーンなど細かいところが変更になってます。
ペンダントトップはほぼ同じですが、チェーンは夏より若干細めで短くなります。
具体的には、男性がつけると首元ギリギリくらいの長さなので、
きつい人は手首に二重で巻きつけるとかそういう感じが良いと思います(良い長さが見つからなかった)
まだ自分の手元にも届いてませんが、一・二航戦と龍驤・鳳翔の六艦を各20ずつくらいになるかと(´_ゝ`)

それと、冬コミの新作に関して重要なことなのですが…
本当なら五航戦こと翔鶴・瑞鶴の指輪を製作予定でしたが、
仕事上の都合で作れませんでした(´_ゝ`)(加工機械のスケジュールが埋まってる)
ちょうど改二も実装されたので作りたかったんですが、加工できないんじゃ仕方ないね(´_ゝ`)
そんなわけで、五航戦は夏以降に改めて。


その代わりというわけではないですが、
たまたまチタンの部品を作っていた時に、ちょっと空き時間ができまして。
余ったチタン材を使って、試しに自分でチタン芯を作ってみよう、と思い立ちまして。
試作お願いした時は何で作れなかったんだろうな〜、と思いながら挑戦したんですよ(´_ゝ`)
そしたら…

なんかアッサリできちゃいまして(´_ゝ`)(困惑)
誰だよ、チタン芯作れないとか言ったヤツは!(´_ゝ`)(上司)

というわけで、チタン芯の実物はこちらになります。



(左はステンレス芯、右がチタン芯)

_人人人人人人人人人人人人人_
> 作者も違いが分からない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
(一応作者なので実物見れば判別できますが)

重量はステンレスの半分くらいになってるので、
持って比べると軽いと言えば軽いです。(重さで判別できるとは言っていない)
重さを比べると、アルミを1とすると、チタン1.5 ステンレス3くらいになります。
ちなみに素材はチタン合金(通称64チタンと呼ばれる硬いヤツ)

そんなわけで、思いも寄らずチタン芯ができてしまったので、冬コミに持っていきます。
ただ、余った材料で作ったので頒布するほどの数はありません
具体的には10本くらい。完全にサンプル用です(´_ゝ`)
ペンタブで使えるのは確認済み。ステンレスほど滑らない?滑るけど止まる感じらしいです。

そんなわけで、世界初のチタン芯を試し書きしてみたい方は、
当サークルスペースまでお越し下さい(´_ゝ`)


今のところはこんな感じで。
冬コミ近くなったらまたお品書きとかアップします(´_ゝ`)

C88 お品書き & 飛龍の指輪+αお披露目

連日30度超えの暑い日が続きますが、皆さん夏コミ準備は済みましたか?(´_ゝ`)(自爆していくスタイル)

冒頭から連絡事項ですが、夏コミ参加のため、BOOTHなどの通販業務を8/11〜8/17の間休止させて頂きます。
オレ…この更新が終わったら、夏コミ用の在庫作りで修羅場るんだ…(´_ゝ`)(遠い目)


それはさておき、今回は分量が多いのでサクサク本題に入りましょう(´_ゝ`)

まず初めに、前回は完成してなかった飛龍のケッコンカッコカリ指輪も、無事に完成しました(∩´∀`)∩ワーイ


空母用ケッコンカッコカリ指輪 飛龍
価格:2000円
(20セットあります)

アップでもちょっと分かりづらいですが、指輪の内側は赤くなっています。
指につけるとほとんど見えないのと、派手派手しい色ではないのでそこまで気にならないです。
段取りが悪かったものの、予定通りハチマキらしい感じで仕上がったので良し。


無事に指輪が完成したのでようやく告知できますが、
今回はアクセサリー製作のできる友人さんにお願いしまして、
少数ですが、ケッコンカッコカリ指輪用のネックレスチェーンを用意しました(´_ゝ`)

ケッコンカッコカリ指輪用 羅針盤ネックレスチェーン(6種類)
1個 500円
(各3個ずつあります)

当日はこんな感じの台紙につけてお渡しします。代表で赤城さん。


全体はアンティークシルバー、ネックレスチェーンの先は羅針盤のメタルチャームになっています。
羅針盤の中央部分には、指輪を製作した空母6艦のモチーフカラーの石がそれぞれつけられています。

これがあれば、指輪のサイズが合わない方でもチェーンに通して身に付けられます。
それに、この羅針盤ネックレスチェーンがあれば、妖精さんがぶん回す謎の羅針盤に悩まされることも…
なくなるといいな(´_ゝ`)(弱気)
数が少ないので、どうしても欲しい方はお早めに。
依頼製作なので再販の予定も今のところないです。量産するにも指輪がそんなにない(´_ゝ`)



というわけで、C88の頒布物が全て出揃いました。
今回のお品書きになります(´_ゝ`)

頒布物が減らないので、どんどんスペースがなくなっていく…
お品書き2枚に分けた方が良かった気もするけど、もう後の祭りなんやな(´_ゝ`)
もちろん、今回もステンレス芯の試し書きはあります。興味のある方はぜひお越し下さい(´_ゝ`)


それと、お品書きにはスペースの都合で載っていませんが、
せっかく一航戦・二航戦の指輪が揃ったので

南雲機動部隊セット
ケッコンカッコカリ指輪4点(赤城・加賀・蒼龍・飛龍)+ 羅針盤ネックレスチェーン 4艦のうちいずれか1点
セット価格 8500円→5000円
4セット限定

※ ネックレスチェーンは数が少ないため、セットより先に特定の艦のチェーンが完売する場合もあります。
  (セット用で各艦1個ずつ確保しますが、先着順となります)


これさえあれば、真珠湾攻撃・南太平洋・インド洋戦線も大勝利!な限定セットを用意します。
ミッドウェー海戦
私達機動部隊主力はMI作戦に向けて練成してきました。きっと大丈夫、勝ちにいきます(´_ゝ`)(フラグ)



長くなりましたが、C88も暑さに負けず頑張っていきましょう(´_ゝ`)

【夏コミ新作】 二航戦 ケッコンカッコカリ指輪 (蒼龍完成しました)

ついに8月に入ってしまいました…嘘だッ!!(´_ゝ`)(白目)

コミケ前の週末はあと1回という絶望で魔女化しかけてますが、
ようやく蒼龍の指輪が完成したのでお披露目を(´_ゝ`)

空母用ケッコンカッコカリ指輪 蒼龍
価格:2000円
(20セットあります)


相変わらず光量が足りてないので暗く見えますが、
実物は結構光るので、かなり濃い色のエメラルドな感じです。
指輪の在庫ジャラジャラさせてると、JOJO花京院典明みたいにエメラルドスプラッシュしたい(´_ゝ`)(危ない)

それと数量に関してですが、指輪だけなら60個くらいあるんですが、あまり増やしすぎると物量的にね…(´_ゝ`)
全6種類の指輪☓20個とすると、指輪ケースだけでも結構スペース取られるもので(´_ゝ`)


飛龍の方は、色付けのアルマイト処理でゴタゴタしたせいで、来週完成くらいの予定です。
なお、想定外の作業が追加されたせいで、指輪の内側が赤くなる予定です。お許し下さい!
(甲板の日の丸を入れるために、色々あって指輪の内側を削るしかなかった)
あと、内側を削った都合で、蒼龍よりも若干指輪のサイズが大きくなっています。
(13号→13.5号くらい。内径17.2mm前後)


それと、今回はサークルカットを描いてくれた友人の絵描きさんにお願いして、
展示用のタペストリーを作りました(´_ゝ`)

二航戦の二人には珍しいウェディングドレス姿!
どちらも明るい性格という印象があるので、背景も明るく爽やかな感じで(コミケ会場の惨状から目をそむけつつ)

蒼龍の指輪の色はちょうどこんな感じです。実物は気持ち濃い目?くらい。
飛龍は日の丸部分がもっと目立つと思います。思いたい。というか無事に完成して(´_ゝ`)(切実)


そんなわけで、夏コミ開始まで2週間切りましたが、皆さん頑張っていきましょう(´_ゝ`)