「ステンレス芯だと傷がつかないか心配…」というそこの貴方!

ステンレス芯を作ってからというもの、
「ステンレス芯を使ったらペンタブに傷が付くのでは?」
といった質問をよく受けます。

おそらくほぼ全員が気にしている内容ですので、ここでまとめて回答しておきます。


まず、ポリカーボネート芯などを使っていて、タブレット側にキズがつく原因で最も多いのは
「先端が摩耗して鋭くなったことで、タブレット表面をガリッと削る」
のようです。

おそらく、先端が鋭くなったことで接地面積が小さくなり、それによって単位面積辺りの圧力が強くなる・微小な凸凹に引っかかりやすくなることで削ってしまうものと思われます。
要は、「爪楊枝は刺さるけどボールペンは刺さらない」ということです。

これはつまり、芯の素材の柔らかさ・硬さより、ペン先の鋭さと筆圧の方が重要となります。


無論、ステンレス芯でも一定以上の圧力が加わればおそらくはキズになるため、絶対にキズがつかないとは言えません。

ですが、先端の形状はその他の芯と同様で、摩耗しづらい素材を使い先端が鋭くなりづらいため、
むしろポリカーボネート芯などよりキズがつきにくいかも知れません。
わざわざ先端を研磨してツルツルにしているのも、引っ掛かりを減らしてキズをつきにくくするためです。
実際のキズ防止効果はさほどないと思いますが、念のためということで。
(それでも気になる方が多ければ、さらに先端を丸くして傷つきにくくした製品も検討します)


実際、試験的に使用して頂いている方でも、特に筆圧の強い方から
「先が減らないしフィルムを掘ることもなくなった」
と好評価を頂いております。
逆に、ステンレス芯に変えたらフィルムを掘ったという報告はありません。
BAMBOO・intuos・CintiQのどのシリーズでも、今のところ支障なくお使い頂いています。


キズ関係の話は、近いうちに公開する予定の「ステンレス芯作ってみた動画」にて、実演しながら説明しますので、もし良かったらそちらもご視聴下さい。


-`).。oO(オレ…このブログを宣伝したら動画作成に戻るんだ…)(死亡フラグ